まひるのそら

ノートの端っこみたいな感じ。

それでも小説を書く。

 日々忙しい。
 部屋の掃除をする暇もないくらい忙しい。ビタミンCが足りなくなるくらい忙しい。
 それでも、やっぱり小説を書こうと思う。
 小説は人生の潤いだ。そして「わたしの人生」と言えるものだ。唯一のものだ。
 恋人がいたら、もしかしたら、とも思うけど、それでもやっぱり、小説はわたしの恋人だと思う。愛人かもしれない。どっちでもいいや。人生の潤いをくれるものなんだ、うん。
 今日、「巨娘」って木村紺・作の漫画読んだ。
 神戸在住からのファンだったけど、なんとなく引き寄せられてこれはいいもんだと思ってかった漫画・巨娘だったけど、家に帰ってから見てみたら作者が木村紺だったのでびっくりした。やっぱりセンスっていうのは、こぼれ出るもんなんだなって思った。
 それで読んでみて、やっぱり楽しかった。
 色々大変なこととかあるけど、巨娘の主人公のように、人生闊歩していきたいと思った。
 それから。
 やっぱり、人の恋する心というのは、美しいかどうかはわからないけど、とてもいとおしいものだと思った。
 色々な人がいるけど、恋する気持ちとか心というのは、いとおしいものだと、信じたい。
 そういう気持ちを小説にのっけたいと思う。
 そう思って、小説を書く。
 売れ筋とか、定番とか、文法とか、気にしないで書こうと思う。
 ずっと、受賞だけを考えてきたけど、本当にわたしの書きたいものっていうのを、もう一度見つめなおして書きたい。受賞したいけど、それよりもっと大事なものがあるって思った。それは仕事を増やしてお金に困らなくなったからとか、もろもろの事情があるから突っ走れるようになったってことなんだけど、一番の理由は、受賞だけを考えて書いたものが一次通過もしなかったからだってことなんだ。誰かに楽しんでもらいたいって気持ちはかわらないけど、うまく書こうとか、新しいものを書こうとか、変に構えてしまっていたもので、やっぱりそういうのは評価されないんだなってことだった。必要以上に縮こまっていたのかもしれない。
 わたしの取りえ、それはすべてを無視して突っ走ることだ。道理を蹴飛ばしなんとやら。
 わたしはわたしの唯一のとりえさえも台無しにしていたみたいだ。
 だからもう一度、最初の最初に戻ってみる。わたしの書きたいものを、書きたいように書く。
 書いてて楽しめなかったら書き直す。読んで楽しくなかったら書き直す。技術的なうまさとかから考えるんじゃなくて、もう自然体で、面白いと思うように書こう。
 わたしの思うこと、書きたいことを書き殴ろう。まずはそこから。
 もう一度、最初から。
 人生クリア。リセットボタンスイッチオン。
 もう一度、さっぱりと切り替えてやり直そう。 

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