まひるのそら

ノートの端っこみたいな感じ。

中毒の個人的な話。

 えー。中毒の話。いえ、真面目に「中毒とは」と語るのではなくて、個人的にわずらっている中毒のこと。
 今、っていうか、本当に今、きっついのは、煙草がないこと。
 以前は文章を書くときだけ必要だったのが、いまや日常茶飯事で、煙草を吸ってないと落ち着かない、集中できない、いらいらする、という感じになってきます。
 わたしはスロットジャンキーでもあったのだけど、それはもう追い詰められたごとく稼ぎに行かないと! ……って思い込んでしまっていたのだけど、近くの店の遠隔操作っぷりや、スロットの四号機廃止を受けて、なんだかあっというまに毒気を抜かれて、今じゃスロットに何の魅力も感じなくなりまして、スロット中毒は治りました。それでもときおり、ゲームセンターの片隅にある、四号機(主に北斗の拳SE)を見ると、「ああああ」と打ち込んでしまいます。
 だけども、寝ておきてから、スロット行かなきゃいけない、っていう焦燥感はなくなり、ちょっと健全になったのだけれど、その分、煙草が必要になりました。
 煙草といっても、吸っているわけではないんです。ええと、言葉が難しいな、肺に入れてはいないんですよ、ただ口の中に入れてるだけ。普通に吸おうと、肺に入れようとすると、思い切りむせます。拒絶します。なので、もしかしたらただ口元が寂しいだけなのかもしれないのです。
 それともうひとつ考えているのが、「煙草を吸っているときってリラックスしている状態」っていう刷り込みイメージがあるんです。
 よくアニメとかドラマとか、一服いれるべーかーっとか、ちょっと疲れたときとか、仕事を終えたときとか、忙しいときとか、とにかく煙草を吸って気を紛らわせている。――そういうのを見てきたせいか、煙草を吸うと落ち着くって自己暗示をかけてしまっているのかもしれません。
 わたしは不安緊張症とかで、とにかくリラックスするのが下手です。だからか、煙草を吸うと、落ち着くなあ、っていう感じがようやく味わえるのであって、家でごろごろしているときも、うまく落ち着けないくらいなので、どうしても煙草という催眠道具が必要なのじゃないか、と考えるわけです。あと煙草を吸う女性ってかっこいいイメージあるし。あやかりたい。かっこよくないけど。
 そういえば昔、地元で有名な進学校の女の子に、煙草を吸っているところを見られて「つらいことでもあったの」って聞かれたことがありました。個人的にはただ吸いてえなあ、って吸ってただけ……というか、当時は人とのコミュニケーション手段として、煙草もたしなまないとっていう感じだったので吸ってただけなんですが、意外なことを聞かれてびっくりしたことがあります。
 煙草、酒、ギャンブルの三つは、人とうまくやるためだけにたしなむつもりが……のめりこんだっていうオチのもので、そもそもそんなに好きというわけではなかったのです。本読んでたりするのが好き、体動かしてるのが好き、ゲームが好き、っていうくらいだったので、ちょっと大人な遊びはそんな好きでもなかったのですが……歳のせいか、猛烈に恋しくてたまらない三つになってきています。
 先日、友人とちょっと高級な居酒屋に行ったのですが、そこで出たチーズのおいしいこと……。チーズって全然意識してなかったのだけど、なんとなくチーズの盛り合わせってあったから酒のつまみに、と頼んだものの、出てきたチーズのうまさったらまあ!
 そこでチーズをいくつか、お店で買ったのだけど、どれもおいしくない。味の深さがない。そこで、ああ、やっぱり高いチーズはうまいねんな……と思い、居酒屋にまた行きたいなあ、と思うのだけれど、一人で行ってもなあ、って思うし、でもチーズ食べたいし、で、やっぱり一人で行くかなあって思うのでした。
 あとケーキバイキング!
 何はなくとも甘いもの、と、甘いものに目がないわたしを魅惑するホテルのケーキバイキング……もうね卒業パーティとかで、食べ放題だったときは、いろいろな偉い人がいたせいで、ちょこっとしか食べられなかったのだけど、もう、人目を気にせずかっくらいたい気分です。カラオケ行っても本屋行ってもどこに行ってもとりあえずアイスとか頼むわたしは、やっぱり甘党。チーズもそれに加えよう。あとラムコークとかコークハイとかも。ウィスキーは最近好きじゃなくなったなあー。ちょっと前までロックで飲むのが好きだったんだけど。缶チューハイはあまり好きじゃないので、やっぱり居酒屋でちゃんと作ってもらったお酒がいいのですよ! 缶チューハイはなんか味が安い……。
 そういうわけで、最近、とことん飢えてるんですが、お金もなく、仕事もお休みで、もう、ね。
 飢えてる。
 チーズ食べたいなあ……。チョコパフェも食べたい……。
 だけどその前にコーヒーと煙草が欲しい……っていうくらい煙草とあとおまけでコーヒーに目がないのでした。
 煙草は最近、吸える場所が少なくなってこまりますねえ。
 確かに慣れてない人にはつらいと思うけど、ほら、飲ミニケーションとかいって、お酒で交流しましょうよ、っていう会社付き合いでも、お酒を飲まない人がいるらしいですねえ。わたしなんかの格闘技系でばりばり体育会系のところでは上下が厳しくて、とりあえず飲まないとだめだったから、飲めるようになっちゃったけど、結局、そういうのも会社に行ったり人付き合いでやることになるからっていうための練習みたいなもので、あって大事なものだと思うのだけど……最近では、そういう考えがなくなって、強制的だからやだとか、煙いからやだとか、ヤラナイ人の意見が尊重され……なんだか寂しい気分です。
 お酒の勢いで本音を暴露しあったりするの、楽しいんだけどなあ。気分も無理やり盛り上がるし。鬱のわたしにはとっても楽しいことなんですよ。ぶり返しで鬱が深まることもあるけど、それでもやめられないのです。煙草もなあ、喫煙してる人に遠慮してもらいたくないから吸って慣れるようにと心がけたりしたんだけど、そういう気遣いってないのねえ。わたしは吸ったらやだって言う人の前では吸わないけど、言ってくれないと吸っちゃう。一言、煙草苦手なんです、って言ってくれればいいのになあ、って思うときがある。微妙な譲り合いで結局どうなのよ、っていうやつ。
 やっぱりぶっちゃけてトークできるように、お酒が必要なんじゃ……と思ったりする夜でした。
 お酒も煙草もやらない人にやれとは言わないけど、たしなむのも大人の魅力ってもんじゃないのかなあ、と思います。まあ、嗜好品くらいは、って話だけれどもねー。
 そういうわけで、煙草が欲しいー、チーズが食べたーい、お酒が飲みたーい、甘いもの食べたーい。
 ……という心の叫びでした。

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