恒例の忘年会。偉い先生と会うのでとても緊張していたのに、友達でもう「先生」になってしまった友達がさらに先生を呼んじゃって、もー忘年会どころかなんで受賞しないのとか、そりゃ獲れる人は獲れるだろうけどそんな無茶なと思ってしまうようなことを言われたりして、すみません、すみません、という感じで、別に威圧的とかそういうわけじゃないのだけど、学生時代に大変お世話になった上に、多少、良い評価をいただけていて、それもきっかけで今のお仕事がもらえているということもあり、仕事が続けられていて(幸いにもクビにならずになんとか……)、それはまあいいんだけど、いつまでたっても出版関係の仕事が手に入らないというか、新人賞にしても「○次通過」止まりで、受賞できないことについては、もう平謝りするしかなく、いや、そりゃ、謝るとかそういうことじゃないんだけど、気分的にも精神的にも、恩を仇で返してるようで、申し訳ないばかりで……。
そういえば担当様に、「段落が長いよ。改行が少ない」と指摘をされているのを思い出し、前段落のむちゃくちゃな文章といい、冗長な長さといい、区切りの悪さといい、もう全く反省の色が出てないなあ、と他人事のように思えるのだけど、そこはまあ、日記だから、という思いが精神的甘さだなあと思うのでした。
文語体、口語体……などなど、担当様はまさに「国語・文学」的な指摘の仕方というのをしてきているのだけど、自慢じゃないけど、わたしはほとんど「勘」と「なんとなく」で書いている人間で、だからこそアイデアを勢いよくばばばばががががーっと書けるとも思うのだけど、具体的に場所を指定してここがだめ、って言ってもらわないとわからない! 文学的国語的指摘って、書いている小説らしき文章全体に掛かっているから、とてもわがままだけれど、具体的な場所を例示して、ここがこう、と、手取り足取り教えてくださいお願いします本当にこのとおりです、ということで、もう頭がパンクしそうになりながらもいじいじ改稿して、とりあえず提出して、ほっと息もつけぬままにド緊張の忘年会ですよ。
そりゃあね、胃もやられますよ。毎晩でもないけどうなされます。でも、これでも「先生」達のパーティとか忘年会に比べたらぜんぜんだよー、なんて軽く言われると、今、一次通過している(といえばどこの新人賞かわかるだろうけど)小説にしても、受賞を望むけど、最終選考でも嬉しいけど、でもなんか、ちょっとこの業界は怖いわ……! と、思ってしまうような業界話を聞いたりしながら、あー、どこの会社も辛い時期だなあ、とか、作家も大変だなあ、とか、端くれでは一応あるんだけど、やっぱり他人事のように思ったりして、そういえば昔は、一つの作品がつまらなくても人の五倍数は作品をつくっちゃる〜、なんていきまいていて、がんがん投稿したり仕事したりしてたけど、歳をとって――といってもまあ、まだ30になってないんですけど、出版にこぎつけられるレベルで、しかも会社に収益をもたらせる程度の売上をコンスタントにたたき出せる仕事を、ずっと人生の仕事としてやってくっていうのは、K−1のリングでいつもベスト8、決勝リーグに入ってますよ? くらいの力が必要であって、そりゃ、おいおい、わたしには無理ですよ、あはははは、と渇いた笑いを上げるしかないくらい難しいものだなあって、痛感しちゃって怖気づいちゃって、怖気づく、で思い出したんだけど、何かの漫画で、
「元気出せよ、人生しょぼくれたやつの負けだぜ」
っていう台詞を子供が言うのだけど、それを見て「うおー……!」と、うなるしかなく……。しょんぼりなのでした。
これはスレッドテーマを日記にしてるんだけど、小説家志望の人なんて多分、こんなブログ見ないだろうし、見てもなんだこれ、って思うだけかもしれない。それにスレッドテーマを小説にして、語るほどに偉くないからこんなところでこっそり言うしかないのだけど、「小説書きとして、クリエイター魂を忘れず世間に傾いてがんがん攻めてこう」と、言いたい。あくまでこっそりこそこそ小さい声で。
そりゃね、わたしも一応業界人だし、業界の裏情報も耳に入る立場だし、小説でお金もらってる人間だけども、それはあくまで「商業系」ということで、いわゆる「同人系」とは別個なものだから、確かにプロと言われるのは、先生と言われるのは「商業系」の作品を書いて本を出してる人のことを言うのだけど、だけどそれでプロの方が偉い、すごい、なんてことはないと思うわけで、ただプロになるには、同人で売れるよりも数を売らなきゃいけないし、新人賞も獲っておかないとだめな場合が多いし、業界人とのコネがあったりしなくちゃいけなかったりするから、多少、プロの方が難易度というか手間がかかるけども、決して威張れるわけでもないわけで。それに、客層がやっぱり違うから(同じ年齢でも客質が違う。共通読者はいたとしても分けられるタイプの読者もいるから)、どっちでどれだけ売れたからって、結局、誹謗中傷されるし、売れなくても誉められることもあるしで、まあ、とにかく、十人十色、人気があっても業界で嫌われて死ぬのを待たれる人もいれば、その逆の人もいて、そこはいろいろ複雑な事情や単純な事情があるのだけども略すとして……結局何がいいたいのかというと、わたしの意見なんてーものは、とてもいい加減なものだからあんまり気にしてもらいたくもないのだけど、「礼儀忘れんな」ということなんですよ、特に最近の学生。ゆとり教育直撃系の学生さん。
だらだら言い逃れして結局言いたいのは、説教なわけで。でも大して偉い人でもないし、匿名だから、とてもこっそり言うのだけど、商業系業界は完全な縦社会です。
例えば、典型的な例を一つあげると、○○文庫というところ、名前を上げられはしないけど、昔から売れてるところですけど、まず、担当さんという編集さんが、株主の子供が多い。
これは何を示すかというと、小説好きじゃないけど、コネで入ってきた。けど、株主子供だから温室育ち。会社の発起人もあんまり強くでれないからとてもわがまま。でも小説的売れすじとか作家性とか理解してない。でも指摘すると大変だから放置されてる。
こういう人が担当になると、よほど偉い作家じゃないと、担当の意見というのが絶対でもないけど、ほとんど絶対になります。だって、担当さんががんばって編集会議通してもらわないと、本にならないんだもの。担当さんがやる気にならなきゃ、仲間になってくれなきゃ、本は出せない。だから作家は、どんなに言い合っても、最終的には担当様の意向に不本意でも従う。例えそれで売れないだろうと作家独自の予測があったとしても、つまらないものを書かなきゃならん。それで読者が喜ばなくても、書き直さなきゃならん。
つまり、作家は担当様に嫌われたら終わり。読者に嫌われる以上に終わり、ということで。圧倒的読者支持を得ていればまた話は別だけど、それを得るための最初の障害にも担当様はなりえる。
そこで、とても器の小さい人でないかぎりそんなことはないのだけど、それでも株主ご子息様というのは入社一ヶ月でも偉いもので、歴戦の作家にも、小説の売れ筋なんてわからなくても意見しちゃう。で、意見が通らないとすねる。すると編集部で悪い話が広められ、担当から各作家へと流れていき、作家同士のコミュニティでも立場が悪くなる。そうすると、どんなに天才とか言われてても、ダメになっちゃう。新人殺しされちゃう。
ここで有効なのは、いくつかの出版社の新人賞を同時に獲っちゃうことで、そうすれば世間の評価とか評判をつかんじゃえば、簡単に切れなくなるから多少のわがままも言えるし、書きたいようにかけるかもしれない。
でも通常、一つの出版社に専属するのが新人だし、新人になる前に、偶然、同時に出した二つの賞で、ダブル受賞しちゃった、くらいの実力がないとだめだから、そりゃもう、果てしないことで、ベストセラー間違いなしという感じで。普通はどっちか落ちたりしちゃう。賞に合わせて書き分ける才能もまた必要になるし、そういうのも併せ持ってる人ってあんまりいない。時間を経て、経験をつめばできるようになることかもだけど、滅多にいない。K−1とプライド両方をデビューして即効でタイトルホルダーっていうくらいの果てしなさ。……まあそれよりはもうちょっと楽だけど、でも割とおんなじようなもんかもしれない、と思う。
で、まあ、話があっちいったりこっちいったりだけど、結局、礼儀がなってないな、というのが、最近の学生を相手にしていて思ったことで、実際、担当様に拾ってもらっても、礼儀が悪いというだけで出版に至れない、あるいは、優れた担当様であるのに、言うことがきけず、いつまでも本にできるものが書けない、という状況。
確かに、「自分の書いたものは最高だ」と思うのはいい。でも、さっき述べた担当様株主ご子息編というのは、あくまでも一部であって、大抵は「読み手のプロ」で、それは、ネット書評家、書評家というものの中でも「プロ」と言われて極めて実践性がある人なのだから、実際、ネット書評家、書評家、作家それぞれの評判は悪くても、「売れる」場合が多いのです。
だから、礼節をわきまえていざこざを回避し、相手の意見を尊重し、尊重するからこそ、きちんと述べた自分の意見は聞き入れてもらえて、それで納得したものが出せる……というわけで、技術はもってて当たり前、その上で何をもってるか、ってのが大事ということでした。あー、長かった。無駄に。
それでも、気をつけないとだめなのは、わたしとかそうなのだと思うけど、礼儀をわきまえすぎて、作品中でも堅苦しいやつになっちゃうこと。それでうまい具合のリラックスがなかなかできないタイプ。やりすぎたりしちゃう。
だから作品中ではあくまで傾いて、人間関係では礼儀正しく、ということで、そりゃ、文章作法ってものがあるくらいだから、あんまり斬新なものはだめだけども、とにかくまあ、プロになりたいなら、礼儀を守ったほうがいいかもね、というわけでした。
こんな話は生徒にはしたことないです。そしてよほど好感が持てる生徒じゃないとしないです。だって、お金もらってたって、教えるものと教えないものくらいあるから。本当にすべての技術を教えるなんて、そりゃ、数百万とか数千万円もらわないと割に合わない、もしくは、それくらいでも割に合わない、かもしれない。それだけ、技術論や業界話というのは、機密保持事項な感じで、重要なものだから、人には言えないものなのでした。
だからまあ、匿名でこんなブログで話してしまうのだけど、それはなんか、こう、穴があったら叫びたい……というか、王様の耳はロバのみみー! というやつで。ここのブログを見てるのは、多分、小説家はもとより、小説なんてものはあくまで娯楽として捉えてる人だけだから、少しロバー、っていっちゃうのでした。ホントは全部語りたいけどそうすると情報の種類と内容から、自分の首が危ないのでいえない。言いたいけど、言えない。
ほんとねー、わたしより才能のある人で、本当に些細なところでつまづいちゃって、ダメになってく人って、すごくいて、それはとてももったいないな、と思うし、技術はあっても礼儀がない人や、礼儀があっても技術がない人や、ほんと、もったいないばかりで。
ブログにしたって、小説にしたって、読者が色々いるから、一重には言えないけど、小説ったって色々な要素を含んでるからいちがいには言えないけど、わたしなんかよりよっぽど才能あるな! っていう素人ってすんごいいて。ほんとう、その才能を埋もれさせたままでいいのか、とか思って、最近は、ネットに埋もれた人とか、同人の中の人とかから、才能を見つけ出そうと編集様はやっきになってたりするけど、惜しむらくは、商業という「一般的読者」を相手にしてないから、どこか偏っていたり、あるいは小さい囲いの中で「先生」ごっことでもいうべきか、誉め合っちゃってるだけで満足してるから、礼節が足りなくて衝突してうまくいかなかったり、とにかく、比較的平凡な種類の人が多かったり、どこがぶっ飛んでるものがなかったり、あなたが例えば本屋でちらと見た本が面白くなかったりするのは、あなた向けに書かれていた本でなかった、というおっきな点を除いたとすれば、それはまあ、今まだいわゆるプロになってない人というのが才能を開花させられてないからであって、そういうのは、出てきたら出てきたで、化け物め! ……と、こっちは大変だけど、業界から見ると、とても大きな損失なわけで。もったいない。
そこで話がぐるーりと一周して、忘年会。
つまりまあ、礼儀という面とコミュニティの形成能力が問われる場で、前述した色々なことから、失敗は許されないから、もう大変なんですよ、そりゃ口内炎にもなりますよ、って愚痴りたかっただけなんですよ実際。あはは。
それでまあ、わたしの担当様は、とてもいい人で、いい人すぎちゃうくらいで、わたしの頭がおいつかないから、いつも迷惑かけちゃってて申し訳ないけど、わたしは幸運だ、でも今度の担当様はどうかわからない……! という恐怖にかられながら、日々精進を重ねているわけでした。
それにしてもまあー、才能が欲しいわー。あと若さ。ぶっ飛んだものをぶっ飛んだまま突き抜けちゃう感性。それだけではもちろんダメなんだけど、それを技術でコントロールすると、ものすごい推進力のもったロケットとかミサイルとか飛行機ができるってもんで。
そういうわけで、人の才能は様々だけど、才能だけではどうにもならんところもあるけど、そういう色々なことがうごめく世界でうまくやっていくための忘年会ってある種の試練の場で、年なんて忘れれられないよ! むしろ来年を思うと気が重いわ! って、ことでした。
あー……。次は新年会だ……。
ほんと、新しい人間というわけでもないけど、こういう行事大国日本はとても面倒だ……と思えるのは多分鬱だからだろう……。
皆さんも、特に幹事になった人、がんばれ!
そして、新年会の幹事になった人、がんばれ!
うまく立ち回って、評価を上げよう! がんばれ!
がんばれ、自分……。
がんばろう……。
うん……。
多分、無理……。
もう疲れたよパト……これ以上は言うまい……。
そういえば担当様に、「段落が長いよ。改行が少ない」と指摘をされているのを思い出し、前段落のむちゃくちゃな文章といい、冗長な長さといい、区切りの悪さといい、もう全く反省の色が出てないなあ、と他人事のように思えるのだけど、そこはまあ、日記だから、という思いが精神的甘さだなあと思うのでした。
文語体、口語体……などなど、担当様はまさに「国語・文学」的な指摘の仕方というのをしてきているのだけど、自慢じゃないけど、わたしはほとんど「勘」と「なんとなく」で書いている人間で、だからこそアイデアを勢いよくばばばばががががーっと書けるとも思うのだけど、具体的に場所を指定してここがだめ、って言ってもらわないとわからない! 文学的国語的指摘って、書いている小説らしき文章全体に掛かっているから、とてもわがままだけれど、具体的な場所を例示して、ここがこう、と、手取り足取り教えてくださいお願いします本当にこのとおりです、ということで、もう頭がパンクしそうになりながらもいじいじ改稿して、とりあえず提出して、ほっと息もつけぬままにド緊張の忘年会ですよ。
そりゃあね、胃もやられますよ。毎晩でもないけどうなされます。でも、これでも「先生」達のパーティとか忘年会に比べたらぜんぜんだよー、なんて軽く言われると、今、一次通過している(といえばどこの新人賞かわかるだろうけど)小説にしても、受賞を望むけど、最終選考でも嬉しいけど、でもなんか、ちょっとこの業界は怖いわ……! と、思ってしまうような業界話を聞いたりしながら、あー、どこの会社も辛い時期だなあ、とか、作家も大変だなあ、とか、端くれでは一応あるんだけど、やっぱり他人事のように思ったりして、そういえば昔は、一つの作品がつまらなくても人の五倍数は作品をつくっちゃる〜、なんていきまいていて、がんがん投稿したり仕事したりしてたけど、歳をとって――といってもまあ、まだ30になってないんですけど、出版にこぎつけられるレベルで、しかも会社に収益をもたらせる程度の売上をコンスタントにたたき出せる仕事を、ずっと人生の仕事としてやってくっていうのは、K−1のリングでいつもベスト8、決勝リーグに入ってますよ? くらいの力が必要であって、そりゃ、おいおい、わたしには無理ですよ、あはははは、と渇いた笑いを上げるしかないくらい難しいものだなあって、痛感しちゃって怖気づいちゃって、怖気づく、で思い出したんだけど、何かの漫画で、
「元気出せよ、人生しょぼくれたやつの負けだぜ」
っていう台詞を子供が言うのだけど、それを見て「うおー……!」と、うなるしかなく……。しょんぼりなのでした。
これはスレッドテーマを日記にしてるんだけど、小説家志望の人なんて多分、こんなブログ見ないだろうし、見てもなんだこれ、って思うだけかもしれない。それにスレッドテーマを小説にして、語るほどに偉くないからこんなところでこっそり言うしかないのだけど、「小説書きとして、クリエイター魂を忘れず世間に傾いてがんがん攻めてこう」と、言いたい。あくまでこっそりこそこそ小さい声で。
そりゃね、わたしも一応業界人だし、業界の裏情報も耳に入る立場だし、小説でお金もらってる人間だけども、それはあくまで「商業系」ということで、いわゆる「同人系」とは別個なものだから、確かにプロと言われるのは、先生と言われるのは「商業系」の作品を書いて本を出してる人のことを言うのだけど、だけどそれでプロの方が偉い、すごい、なんてことはないと思うわけで、ただプロになるには、同人で売れるよりも数を売らなきゃいけないし、新人賞も獲っておかないとだめな場合が多いし、業界人とのコネがあったりしなくちゃいけなかったりするから、多少、プロの方が難易度というか手間がかかるけども、決して威張れるわけでもないわけで。それに、客層がやっぱり違うから(同じ年齢でも客質が違う。共通読者はいたとしても分けられるタイプの読者もいるから)、どっちでどれだけ売れたからって、結局、誹謗中傷されるし、売れなくても誉められることもあるしで、まあ、とにかく、十人十色、人気があっても業界で嫌われて死ぬのを待たれる人もいれば、その逆の人もいて、そこはいろいろ複雑な事情や単純な事情があるのだけども略すとして……結局何がいいたいのかというと、わたしの意見なんてーものは、とてもいい加減なものだからあんまり気にしてもらいたくもないのだけど、「礼儀忘れんな」ということなんですよ、特に最近の学生。ゆとり教育直撃系の学生さん。
だらだら言い逃れして結局言いたいのは、説教なわけで。でも大して偉い人でもないし、匿名だから、とてもこっそり言うのだけど、商業系業界は完全な縦社会です。
例えば、典型的な例を一つあげると、○○文庫というところ、名前を上げられはしないけど、昔から売れてるところですけど、まず、担当さんという編集さんが、株主の子供が多い。
これは何を示すかというと、小説好きじゃないけど、コネで入ってきた。けど、株主子供だから温室育ち。会社の発起人もあんまり強くでれないからとてもわがまま。でも小説的売れすじとか作家性とか理解してない。でも指摘すると大変だから放置されてる。
こういう人が担当になると、よほど偉い作家じゃないと、担当の意見というのが絶対でもないけど、ほとんど絶対になります。だって、担当さんががんばって編集会議通してもらわないと、本にならないんだもの。担当さんがやる気にならなきゃ、仲間になってくれなきゃ、本は出せない。だから作家は、どんなに言い合っても、最終的には担当様の意向に不本意でも従う。例えそれで売れないだろうと作家独自の予測があったとしても、つまらないものを書かなきゃならん。それで読者が喜ばなくても、書き直さなきゃならん。
つまり、作家は担当様に嫌われたら終わり。読者に嫌われる以上に終わり、ということで。圧倒的読者支持を得ていればまた話は別だけど、それを得るための最初の障害にも担当様はなりえる。
そこで、とても器の小さい人でないかぎりそんなことはないのだけど、それでも株主ご子息様というのは入社一ヶ月でも偉いもので、歴戦の作家にも、小説の売れ筋なんてわからなくても意見しちゃう。で、意見が通らないとすねる。すると編集部で悪い話が広められ、担当から各作家へと流れていき、作家同士のコミュニティでも立場が悪くなる。そうすると、どんなに天才とか言われてても、ダメになっちゃう。新人殺しされちゃう。
ここで有効なのは、いくつかの出版社の新人賞を同時に獲っちゃうことで、そうすれば世間の評価とか評判をつかんじゃえば、簡単に切れなくなるから多少のわがままも言えるし、書きたいようにかけるかもしれない。
でも通常、一つの出版社に専属するのが新人だし、新人になる前に、偶然、同時に出した二つの賞で、ダブル受賞しちゃった、くらいの実力がないとだめだから、そりゃもう、果てしないことで、ベストセラー間違いなしという感じで。普通はどっちか落ちたりしちゃう。賞に合わせて書き分ける才能もまた必要になるし、そういうのも併せ持ってる人ってあんまりいない。時間を経て、経験をつめばできるようになることかもだけど、滅多にいない。K−1とプライド両方をデビューして即効でタイトルホルダーっていうくらいの果てしなさ。……まあそれよりはもうちょっと楽だけど、でも割とおんなじようなもんかもしれない、と思う。
で、まあ、話があっちいったりこっちいったりだけど、結局、礼儀がなってないな、というのが、最近の学生を相手にしていて思ったことで、実際、担当様に拾ってもらっても、礼儀が悪いというだけで出版に至れない、あるいは、優れた担当様であるのに、言うことがきけず、いつまでも本にできるものが書けない、という状況。
確かに、「自分の書いたものは最高だ」と思うのはいい。でも、さっき述べた担当様株主ご子息編というのは、あくまでも一部であって、大抵は「読み手のプロ」で、それは、ネット書評家、書評家というものの中でも「プロ」と言われて極めて実践性がある人なのだから、実際、ネット書評家、書評家、作家それぞれの評判は悪くても、「売れる」場合が多いのです。
だから、礼節をわきまえていざこざを回避し、相手の意見を尊重し、尊重するからこそ、きちんと述べた自分の意見は聞き入れてもらえて、それで納得したものが出せる……というわけで、技術はもってて当たり前、その上で何をもってるか、ってのが大事ということでした。あー、長かった。無駄に。
それでも、気をつけないとだめなのは、わたしとかそうなのだと思うけど、礼儀をわきまえすぎて、作品中でも堅苦しいやつになっちゃうこと。それでうまい具合のリラックスがなかなかできないタイプ。やりすぎたりしちゃう。
だから作品中ではあくまで傾いて、人間関係では礼儀正しく、ということで、そりゃ、文章作法ってものがあるくらいだから、あんまり斬新なものはだめだけども、とにかくまあ、プロになりたいなら、礼儀を守ったほうがいいかもね、というわけでした。
こんな話は生徒にはしたことないです。そしてよほど好感が持てる生徒じゃないとしないです。だって、お金もらってたって、教えるものと教えないものくらいあるから。本当にすべての技術を教えるなんて、そりゃ、数百万とか数千万円もらわないと割に合わない、もしくは、それくらいでも割に合わない、かもしれない。それだけ、技術論や業界話というのは、機密保持事項な感じで、重要なものだから、人には言えないものなのでした。
だからまあ、匿名でこんなブログで話してしまうのだけど、それはなんか、こう、穴があったら叫びたい……というか、王様の耳はロバのみみー! というやつで。ここのブログを見てるのは、多分、小説家はもとより、小説なんてものはあくまで娯楽として捉えてる人だけだから、少しロバー、っていっちゃうのでした。ホントは全部語りたいけどそうすると情報の種類と内容から、自分の首が危ないのでいえない。言いたいけど、言えない。
ほんとねー、わたしより才能のある人で、本当に些細なところでつまづいちゃって、ダメになってく人って、すごくいて、それはとてももったいないな、と思うし、技術はあっても礼儀がない人や、礼儀があっても技術がない人や、ほんと、もったいないばかりで。
ブログにしたって、小説にしたって、読者が色々いるから、一重には言えないけど、小説ったって色々な要素を含んでるからいちがいには言えないけど、わたしなんかよりよっぽど才能あるな! っていう素人ってすんごいいて。ほんとう、その才能を埋もれさせたままでいいのか、とか思って、最近は、ネットに埋もれた人とか、同人の中の人とかから、才能を見つけ出そうと編集様はやっきになってたりするけど、惜しむらくは、商業という「一般的読者」を相手にしてないから、どこか偏っていたり、あるいは小さい囲いの中で「先生」ごっことでもいうべきか、誉め合っちゃってるだけで満足してるから、礼節が足りなくて衝突してうまくいかなかったり、とにかく、比較的平凡な種類の人が多かったり、どこがぶっ飛んでるものがなかったり、あなたが例えば本屋でちらと見た本が面白くなかったりするのは、あなた向けに書かれていた本でなかった、というおっきな点を除いたとすれば、それはまあ、今まだいわゆるプロになってない人というのが才能を開花させられてないからであって、そういうのは、出てきたら出てきたで、化け物め! ……と、こっちは大変だけど、業界から見ると、とても大きな損失なわけで。もったいない。
そこで話がぐるーりと一周して、忘年会。
つまりまあ、礼儀という面とコミュニティの形成能力が問われる場で、前述した色々なことから、失敗は許されないから、もう大変なんですよ、そりゃ口内炎にもなりますよ、って愚痴りたかっただけなんですよ実際。あはは。
それでまあ、わたしの担当様は、とてもいい人で、いい人すぎちゃうくらいで、わたしの頭がおいつかないから、いつも迷惑かけちゃってて申し訳ないけど、わたしは幸運だ、でも今度の担当様はどうかわからない……! という恐怖にかられながら、日々精進を重ねているわけでした。
それにしてもまあー、才能が欲しいわー。あと若さ。ぶっ飛んだものをぶっ飛んだまま突き抜けちゃう感性。それだけではもちろんダメなんだけど、それを技術でコントロールすると、ものすごい推進力のもったロケットとかミサイルとか飛行機ができるってもんで。
そういうわけで、人の才能は様々だけど、才能だけではどうにもならんところもあるけど、そういう色々なことがうごめく世界でうまくやっていくための忘年会ってある種の試練の場で、年なんて忘れれられないよ! むしろ来年を思うと気が重いわ! って、ことでした。
あー……。次は新年会だ……。
ほんと、新しい人間というわけでもないけど、こういう行事大国日本はとても面倒だ……と思えるのは多分鬱だからだろう……。
皆さんも、特に幹事になった人、がんばれ!
そして、新年会の幹事になった人、がんばれ!
うまく立ち回って、評価を上げよう! がんばれ!
がんばれ、自分……。
がんばろう……。
うん……。
多分、無理……。
もう疲れたよパト……これ以上は言うまい……。







