まひるのそら〜ラミルカ奮闘編〜

ノートの端っこみたいな感じ。今日からPSU日記に!

中間管理職は嫌だ。

 リンカのスタイルと言えばサウスポーで八相構えなのだが、このときばかりは違っていた。白蓮拳の構えなのだ。
「いつでもどうぞ」
 リンカは誘っている。相手が罠にはまることを誘っている。しかし、相手にとってみたら、リンカにとっての隙というのは、その罠のある場所しかないのだ。 しかし、それが罠であることは明白である。しかし――。

 というわけでですね、中間管理職には疲れました。ていうか業界というのがこんなにもサバイバーで罠が張り巡らされていて隙を見せたら落とされて油断をしたら利用され利用される価値がある以上は逆に身の保身にもなるからその価値をちらつかせながらもうまく綱渡りで生き残る――なんてことが繰り広げられている世界の中で、中間管理職というのは、罠を張る人間と罠にかかる人間の橋渡しで、これから罠をかけるものとかかるものの間に立ち、自分の判断でどうするかを決断し、味方についたものが最もスムースに動けるように配慮し設備を整え、そしてまた、敵対派閥の水面下の抗争では、どちらにつくかを決断せぬまま、いざというときに逃げられるように伏線を張り巡らせ、しかしその伏線は互いにそれぞれだけに理解させるように処置をして、派閥内での紛争でそれが冷戦で、解決できるかできないかをさまよっている状態では、常に間にたち、時には仲介人、調停者となり、ノイジィとなる情報は遮断し、あるいは婉曲的彎曲的に情報を処理して互いに伝え、時には遮断し、互いが冷静になるのを待ちつつ、互いのメリットを提示するか、見つけ出し提示し、理解を求めていく――とかなんとかそんなようなことを馬鹿なりにがんばって、なんとか今のところは無事に、おかげさまでやってきたのだけど、ここにきて、身内でデメリットの塊であるものを削除するために貶めようという動きがあり、それに賛同していたところ、その行動の主犯者である人物に利用され主犯者が悪影響を受けないための予防線という役割を担うことになってしまい、困った。
 いやね、貶めるとか、そういうの、正義だのなんだのっていうと、いいことじゃないんだけどね、でも、直接的に行動すると露骨な仕返しがくるから、水面化でそうなるように行動しておかないと、ダメな状態でね、それももう仕方ない、国民感情的にもうフォローしきれない範疇にまできてしまっているし、これ以上生かしておいたら最悪の事態が巻き起こるから、仕方なく、そうしたんだけど、最悪の事態の原因を察知された場合の予防線になってしまったのですよ。
 もともと平和主義者で平穏だから誰とでも身内になる、というスキルがあったから中間管理職のような役割に抜擢されることがしばしばあって、それでも、まあ、つきつめて自分の仕事には影響ないから、まあいいか、と思って油断しました。まさかここで使い捨てされるとは……思わなかった。まだまだいける、と思ってたんだけど。予想以上に危険人物に手を貸していたみたい。確かに何をするにもわたしの上を軽々と行っていたから、それにそれまでの情報の正確さと判断の素晴らしさから尊敬していたのだけど、ここで駒として使い捨てられるとは……。駒になることは別にかまわなかったのだけど、かなりやばい捨てられ方をしてしまった。
 それでもまだ、中間管理職である場所、というのはいくつもあって、一つの使い捨てが終わって、これからそれがどう波及していくかが課題になってくるんだけど、地味に家族間でもそういう場所に立たされて、もー疲れた。
 わたし、これでも鬱なのよ。仕事はいいけど、新人賞あるし。
 あー、仕事で思い出した。仕事も、どっちについた方がより仕事がもらえるか? ただし、二つの系統のうちのどちらかに限られる、というところに来ていて、多分どちらかで仕事を得たら、もう二度と片一方とは接することができなくなる。そんな派閥とか嫌いだけど、大人というのは派閥を作りたがるもので。わたしはただ作品を書いていたいだけなのに、そうそうのんびりやってられない。力があればそれを利用するものが増えるだけだし、力が無ければ使い捨てか、まったく相手にされないか、のどちらか。
 もう友情なんて言葉は通用しない。大人の言葉は子供には通じない。
 はあー、疲れた。
 流れに身を任せてしまって、子供の好き勝手にやらせて、それでいいかなーって思う。
 そんなわけで不眠症。
 今日の発言と行動を省みる。
 危険な発言をしてしまった。相手を信頼すると仮定すれば、極めて積極的な好意を示し、仲間になる行為。でも、万が一、自分の名がでれば一人からすべての元凶とされる。もちろん、元凶になるような、致命的な発言をして、その元凶の真の主の手伝をしてしまったのだから、仕方の無いことなんだけど、例えすべての人がそうなることを望んでいることだとしても、そのその一人から執念にも似た攻撃をすべて受けることになる。なぜなら皆、自分が標的にならないように隠れているから。そのとき表に立つのは中間管理職である自分だから。意見を集約し、主の判断を適当と考えて行動したこともすべて自分の行動に摩り替えられて認識される可能性がある。
 こういう考えが正しいのかわからないけど、それが適切な状況判断ではないかもしれないけど、今日、一手を打った。
 さて、どうなることか……。
 仮に、もし、こういう行動で、自分が試されていた、自分を貶めるためにこういう状況があえて作られた、実は裏では全く違う真相がある、という恐れはないか?
 可能性は限りなく低いが、なくはない。

 ――ああ。
 こんな日々に疲れてきました。
 わたしにはやるべきことが沢山あるのに。
 今度、編集長と会うことになった。
 作品が判定されるのだけど、うまくいけば本に、失敗したら全没。改稿の余地さえないという状態。
 本までいかずとも、担当が付く、あるいは原稿の依頼がくる、改稿の余地を与えられて、主催の新人賞までに手を打てる、という状況になればとても嬉しい。
 それから仕事……。請け負うべきか……。しかし……ばれたらかなりやばい。
 あっちではこの名前で仕事をし、こっちではそ知らぬ顔で別の名前で仕事をする。そんな情報戦争が毎日起こってる。
 下っ端は辛いねえとはよくいうが、中間管理職はもっと辛い、と言いたい。いやまあ、どっちもどっちなんだろうけど。
 いやー、疲れたようー。というお話でした。
 みなさんも、くれぐれも、カードを沢山もっておくことをお薦めします。
 そしてしかるべきときにカードをきること。
 できればのんびり能天気に生きていきたいなあ、とは思う。

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